ポストイット等で知られる化学・電気メーカーのスリーエム(3M,MMM)が2018年Q2決算を発表しました。
売上高、EPSは予想を上回りましたが、ガイダンスが前回から引き下げられました。
連続増配は59年で現在の配当利回りは2.74%です。
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売上高・EPSともに予想を上回る
売上高 ⇧:8.39B$ (予想8.37B$)
EPS ⇧:2.59 $ (予想2.58 $)
ガイダンス⇩:10.20~10.45 $(前回10.25~10.55 $)
売上高、EPSがわずかながら予想を上回りました。
しかし、通期EPSガイダンスを前回の10.25~10.55$から10.20~10.45$と下方修正しました。
理由は通信事業に係る損益が前回発表時には含まれていなかったため、とされています。
全セグメントの売上が前年を上回る
売上高は全ての部門で前年を上回っています。
特にセーフティ&グラフィックス部門は10%以上の伸びを見せました。
セーフティ&グラフィックスの説明は以下を参照してください。
参照:3M|3M社が組織再編を発表しました。|ニュースリリース|会社概要
株価の反応はいまいち
前日終値:198.84ドル
ガイダンスの引き下げが嫌気されて、時間前取引での株価は若干下落しています。
株価は今年に入ってから低調で、現在は200日線、365日線を下回っています。
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結論 -いまいち-
①決算は売上高、EPSともに予想を上回る
②通期EPSガイダンスは前回発表から下方修正
③株価は決算を判断しかねている
売上高、EPSは予想を上回りましたが、ガイダンスを引き下げておりイマイチな決算となってしまいました。
高いブランド力を生かして事業を進め、次回の決算ではガイダンスを引き上げて欲しいです。
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