大手タバコメーカーのフィリップ・モリス(PM)が2018年Q2決算を発表しました。
売上高、EPSは予想を上回りました…..が、ガイダンスが予想を下回りました。
連続増配は10年で現在の配当利回りは5.55%です。
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売上高・EPSともに予想を上回るも…
売上高 ⇧:7.73B$ (予想7.53B$)
EPS ⇧:1.41 $ (予想1.23 $)
ガイダンス⇩:5.02~5.12 $ (予想5.14$)
売上高、EPSが予想を上回ったにもかかわらず、通期EPSのガイダンスは従来予想を下回る内容でした。
加熱式タバコの売上は順調
加熱式タバコの販売数は昨年同期比で73%も伸びており、2018年の販売数は440~450億に達する見込みです。
タバコ全体の本数が 0.9%伸びていることから、単に加熱式がシェアを奪っているだけではなくタバコ市場全体が緩やかに拡大しており、その中で特に加熱式が伸びていることがわかります。
また、日本の税制では加熱式は紙巻タバコに比べて税率が低く設定されており、利益率の面でも加熱式タバコ市場の拡大は各タバコ会社にとって好都合です。
出典:時事ドットコムニュース
株価は大幅下落
前日終値:82.15ドル
決算を嫌気して時間前取引の株価は5%超の下落となっています。
最近株価が80ドルを超えて持ち直してきていましたが、70ドル台に逆戻りとなりました。
ここ数年の支持線となっている75ドルを再度試す展開になるかもしれません。
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結論 -悪決算-
①決算は売上高、EPSともに予想を上回る
②通期EPS予想はコンセンサスを下回る
③株価は決算を嫌気して大きく下落
現在配当利回りは5.5%を超えており、配当狙いの方には買い時かもしれません。
ただ、通期EPS予想がコンセンサスを下回るという事実は重く受け止めるべきであり、私的には投資対象として検討していません。
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