HDVとVYMは高配当のETFとしてよく比較されます。
多くの方がどちらのETFが優れているのか気になっていると思います。
👇関連記事はこちら👇
そこで今回は私なりの観点でどちらが優れているのか検証してみました。
スポンサーリンク
それぞれの特徴
HDVはエネルギー・生活必需品・ヘルスケアの比率が高く、VYMはハイテク・金融の比率が大きいです。
生活必需品とヘルスケアの比率が高いHDVの方が不景気にも強いと思います。
ただ、以前にも書きましたが現代の生活必需品はハイテク企業だと思っています。その点ではVYMも悪くないと思います。
トップ10銘柄
HDV | % | VYM | % |
エクソンモービル | 9.4 | マイクロソフト | 7.0 |
AT&T | 8.0 | JPモルガン・チェース | 3.9 |
ベライゾン | 6.9 | ジョンソン&ジョンソン | 3.5 |
ジョンソン&ジョンソン | 6.5 | エクソンモービル | 3.2 |
シェブロン | 5.9 | インテル | 2.5 |
ファイザー | 5.4 | ウェルズファーゴ | 2.4 |
P&G | 5.1 | AT&T | 2.2 |
シスコシステムズ | 4.1 | シェブロン | 2.2 |
コカ・コーラ | 4.0 | シスコシステムズ | 2.2 |
ペプシコ | 3.8 | ファイザー | 2.2 |
各銘柄のリンク先は当ブログでの解説記事になっています。
HDVはエクソンモービル、VYMはマイクロソフトが組み入れ最大銘柄です。
個人的にはマイクロソフトを多く組み入れているVYMを推したいですね。
配当利回りで比較
HDV(3.75%)>VYM(3.04%)
配当利回りではエネルギーや生活必需品セクターの多いHDVに分があります。
投資を貯金の延長に考えて、毎年の配当を目的に投資される方にはHDVがおすすめですね。
株価の値上がりで比較
現在株価:HDV=84.99,VYM=83.05ドル
年初来チャート
株価の上昇はVYMの方が大きいです。理由としてはハイテク株が多いためと思います。
さらに最近はヘルスケアと生活必需品セクターの株価が不調のため、6月6日の終値ではVYMがHDVを上回りました。
現在株価は若干HDVの方が上ですが、値上がり率を考慮すると株価ではVYM>HDVです。
値上がり益も欲しい方にはVYMがおすすめです。
トータルリターンで比較
リターン(%) | HDV | VYM |
年初来 | -3.92 | -1.56 |
1年 | 5.98 | 9.46 |
3年 | 8.72 | 10.61 |
5年 | 8.82 | 11.40 |
10年 | – | 10.23 |
引用元:https://www.morningstar.com/
トータルリターンで見ると過去5年間はVYMを買うのが正解だったようです。
仮に5年前にHDVとVYMをそれぞれ100万円分買ったとすると
リターン | HDV | VYM | VYM/HDV |
当初資金 | 1,000,000 | 1,000,000 | +0% |
1年後 | 1,088,200 | 1,114,000 | +2.4% |
2年後 | 1,184,179 | 1,240,996 | +4.8% |
3年後 | 1,288,624 | 1,382,470 | +7.3% |
4年後 | 1,402,280 | 1,540,071 | +9.8% |
5年後 | 1,525,962 | 1,715,639 | +12.4% |
金額にして19万円の差がつきました。似た商品なのに結構差がついたなという印象です。
よってトータルリターンはVYM>HDVです。
スポンサーリンク
結果
①配当利回り HDV>VYM
②値上がり益 VYM>HDV
③ トータルリターン VYM>HDV
となりVYMの2勝1敗でした。
よほど株価が気になる方や配当が欲しい方以外はVYMの方が良いと思います。
当ブログにおける高配当ETFの最適解はVYMでした!
👇他のETFの記事はこちら👇
コメント