ウォーレンバフェットのルーツ
「投資の神様」「オマハの賢人」といった数々の異名を持つ世界一有名な投資家 ウォーレン・バフェット。
そのバフェットのルーツ・家族関係が気になって調べたので今回紹介します。
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バフェット一族の家系図
ウォーレン・バフェットの自伝小説「スノーボール」によると、ウォーレンの先祖であるジョン・バフェットは17世紀にフランスからアメリカに渡ってきました。
ジョンはアメリカで農民として生活を営んでいたようです。
その後ウォーレンの曾祖父シドニー・バフェットが実家の農場の給料が安いことに不満を持ち、母方の祖父(ファニーの父)であるジョージ・ホーマンのいるオマハに行きました。
そこからウォーレンに至るまでバフェット家はオマハに住んでいます。
バフェット一族の重要人物
バフェット一族で最重要人物は言うまでもなくウォーレン・バフェットですが、ウォーレン以外にも一族に大きな影響を与えた人物がいます。
まずはゼブロン・バフェット(1791-1877)
孫のシドニーがオマハに行った後にその身を案じて数々のアドバイスを送っており、その中に次の言葉があります。
取引は几帳面にやること。反りが合わない相手もいるだろうが、そういう相手とはできるだけ取引をしないようにする……
信用を大事にすること。それがお金よりも大切だ……
商売をやるときには、ほどほどの儲けで満足するように。早く金持ちになろうとしてはいけない……死ぬまで健康第一で暮らしてほしい。」
引用元:スノーボール 改訂新版 上 76ページ
この言葉は一族に大きな影響を与えており、2014年にウォーレンがテレビ番組「the Dan Patrick Show」に出演した時に
「お金に関する一番大きな間違いは何ですか?」と聞かれて
そうですね、私は一番大きな間違いは、正しい貯金の習慣を早いうちに学ばないことだと思います。
貯金というのは習慣なのです。誰もが早くお金持ちになろうとします。
ゆっくりとお金持ちになるのはかなり簡単です。しかし、すぐにお金持ちになるのは簡単なことではありません。
とゼブロンの言葉に近い発言をしており、ウォーレンにもゼブロンの意思が受け継がれていることがわかります。
次にウォーレンの父、ハワード・ホーマン・バフェット(1903-1964)
証券会社を経営し、下院議員も務めた父ハワードのことをウォーレンは「あれほど理想的な親はほかにはいないと思う。」と語っており、尊敬し強い影響を受けています。
子供を教育すると、両親が重んじる事柄を子供はいち早く吸収する。世界にどう思われるかだけを重んじる親なら、子供は本来のふるまい方を忘れてしまい、外のスコアカードに動かされるようになる。私の父は、内なるスコアカードが100%の人だった。
つまり徹底した一匹狼だったんだ。だが、一匹狼であることが目的の一匹狼ではなかった。人にどう思われるかを気にしなかっただけだ。人生をどう生きるべきかということは、父に教わった。父のような人にはその後、一度も会ったことがない引用元:スノーボール 改訂新版 上 70-71ページ
株式投資をしない人にも是非読んでいただきたい話です。
変わった人だったかもしれませんが、とても良い父親だったことでしょう。
最後にメアリー・バフェット。
この人はバフェットの息子ピーターの前妻なので、バフェット一族と言っていいかはわかりませんが、バフェットの投資を長年近くで見てきた人物です。
著書「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」は日本でも人気の投資本で私も読了しています。
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バフェット一族はウォーレンだけじゃない
今回の記事ではバフェット本人ではなく、そのルーツについて調べてみました。
調べてみてウォーレン・バフェットは突然変異の存在ではなく、一族のDNAとその教えが生んだ”必然の”存在だと私は思いました。
一族の思考の元となったゼブロンの言葉は、株式投資をする上で忘れないようにしたいと思います。
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